
糖質制限ダイエットをすると、たんぱく質と脂質の摂取量が増えますよね。
糖質を減らしてもエネルギー切れや栄養不足にならないためにもそれは正しい方法なのですが、やっぱり脂肪分が増えると内臓脂肪が付きやすくなるんじゃ・・?と気になるところです。
そこで、私がおすすめしたいのがエノキタケダイエットです。
脂質を摂りすぎたらやっぱり痩せないよね、というお話は以前にもしておりました。
→低糖質食は脂質をたくさん摂っても痩せる?食べ方の注意点私は糖質制限ダイエットを実践してみて、糖質オフさえしていればあとは何をどれだけ食べても良いというわけではないと思っています。
じゃーどうすれば良いか?というと、糖質制限しながら余分な脂質はカットするってことができれば良いんですよね。
運動をマメにしましょうというのは当たり前で、よく歩くとか階段をつかうとか、やったうえでさらに体脂肪を減らしやすい方法として、食事面から脂質カットを考えてみました。
それで取り入れやすいかなと思ったのがエノキダイエットです。
糖質制限ダイエットにプラスしてエノキタケを普段の食事に加えるだけ。ではエノキタケのなにがダイエットに効果的なのか?ご説明しますね。
◆食物繊維はキャベツの2倍以上
健康維持のために栄養を摂取することと、排泄することはセットです。
どんなに栄養のあるものでも排泄されずに長時間体内に溜まっていればそれは毒素となってしまいます。
毒素の溜まった腸では、食べた食材がもつ栄養分の吸収を妨げてしまいます。
エノキタケに含まれる食物繊維は細胞が壊れにくい難溶性の食物繊維です。その量はキャベツの2倍以上!
エノキを食べると腸は壊れにくい細胞壁を壊そうと良く動いてそれが刺激となって便通を促してくれます。
そしてダイエット効果が期待できる、エノキタケ特有の成分とは?
◆キノコキトサンが体脂肪を減らす
エノキタケの食物繊維には他のキノコと異なる特徴があります。
その成分が、キノコキトサンという多糖類で、きのこの中ではナンバーワンの含有量なんです。
キノコキトサンは血中の余分な脂を絡め取るようにして便といっしょに排泄してくれるんですよ。
◆血糖値コントロールにも期待大!
「エノキダイエット」の著者であり、脳医学博士の江口分陽氏の研究によりますと、糖尿病予備軍として診断された40代の男性8人に対してエノキタケを1日100g常食してもらったところ、血液中のインスリン値が格段に下がるという傾向がみられたそうです。
空腹時血糖が平均で023.6mg/dl低下する改善効果が確認されました。
◆1日たった100gの摂取でOK
エノキダイエットの魅力はその簡単さにあります。
毎日の食事にエノキタケのメニューを加えるだけでOK。その目安は1日100gです。
市販されているエノキタケの量は1袋が200~300gです。だいたい半分くらい食べれば良いですから、無理なく実践できそうですね。
◆エノキタケの効果的な食べ方
1、短く切って食べる
エノキタケの細胞壁は硬いので長いまま食べると未消化のまま排泄されることがあります。
細かくするほど、栄養素の吸収がよくなります。
2、良く噛んで食べる
これも短く切ってたべることと同じく良く噛むことでさらに吸収率を高くしてくれます。
一口で30回噛むくらいがちょうど良いといわれています。
噛むのが面倒だという場合は、フードプロセッサーで細かくするのもおすすめです。
3、1週間以上は継続する
エノキタケを食べることによる健康効果には免疫力の向上に1週間、体脂肪率ダウンに1カ月、血清脂質は3カ月かけて減っていくことがわかっています。
最初に効果が表れやすいのは便通の改善なのですが、他にもいろんな健康効果がありますのでじっくりゆっくり継続していきたいですね。
◆エノキ氷でさらに吸収率アップ
エノキタケを毎日調理するのは面倒くさいなら、エノキ氷がおすすめです。
エノキタケを「粉砕する」→「煮る」→「凍らせる」という3段階を経ることでさらに栄養吸収率がアップするんです。
まず、細かく粉砕することで、食物繊維の中に含まれる固い細胞壁が壊されます。この時点で細胞の中にふくまれるキノコキトサンが水の中に出やすい状態になります。
次にペースト状になったエノキタケを煮ていきます。煮ることでさらに栄養分がどんどん溶け出してきます。
エノキタケのたんぱく質は非常に熱に強いので、1時間以上加熱しても変性しないんです。これはうれしいですね。せっかく良い食材でも熱に弱いとか栄養素がすぐ壊れてしまうようでは食べる意味がなくなってしまいますもんね。
そして最後に凍らせることで溶けだした細胞が膨張してさらに壊れます。ここで、「粉砕・煮る」の工程で抽出しきれ無かった成分までも完全に細胞のそとに出しきることができるんですね。ここまでされたらエノキタケも食材として本望でしょう。
これならしっかり噛むことが苦手でもエノキタケを余すことなく摂りいれられそうです。
では、簡単なエノキ氷の作り方をご紹介しますね。
◆エノキ氷の作り方
材料(製氷皿2枚分 500ml相当)
エノキタケ・・・300g/水・・・400g
1、エノキタケは石づき(おがくずの部分)を切り落とし、長さ4等分程度にざく切りします。。
2、ミキサーに1と水をいれてペースト状になるまで撹拌します。(30秒くらい)
3、2を鍋に移し替え、鍋をかき混ぜながら弱火で約1時間加熱します。焦げないように注意してください。
4、火からおろして水を張ったボウルにつけ、粗熱をとります。
5、4を製氷皿に流し入れ、冷凍庫で凍らせます。
6、凍ったら製氷皿から取り外し、ジッパーつきの保存袋で保存します。
一日3個をお味噌汁や炒めもの、お鍋などなんにでもポンっと入れるだけ。料理の味を変えないので使いやすいんですよ。
えのき氷を食べるとどんな効果があるのでしょうか?
◆えのき氷のダイエット効果とは?
エノキタケ50g相当の成分を含むエノキ氷を3個、普段の食事に加えて1カ月間、毎日食べるという実験の結果では以下のような変化が報告されました。
①朝の寝起きがすっきりした
②ウエスト周りが細くなった
③便通回数が増えてお腹の調子が良くなった
などです。
そして続けたくなる理由がほかにも。
◆リバウンドしにくい
エノキダイエットは食事制限をせずに普段の食事にエノキタケをプラスするという簡単な方法なので栄養のバランスを崩すことなく継続することができます。
エノキタケそのものが低糖質ですから、糖質制限食とも相性が良いですね。たんぱく質量と食物繊維の量が多いので空腹感を感じずに、そして栄養バランスを崩さずにダイエットできるというワケなんです。
食べながら脂肪を減らしていってくれるのでますます糖質制限ダイエットの効果が出やすくなるのではないでしょうか?
ほかにもエノキダイエットを取り入れやすい理由があります。
◆エノキタケは安くておいしい
スーパーの目立つ場所にとっても安いお値段で山積みされているのがエノキタケ。1袋100円前後で買えますよね。しかもキノコの中でもクセが無く、煮ても炒めても食べやすく味もほのかな甘みがおいしい。飽きがこないところも続けやすいポイントです。
◆まとめ
いかがでしょうか?
エノキに含まれるキノコキトサンという成分が体脂肪を確実に減らしてくれるだけでなく、食物繊維が豊富なためお通じもよくなってお腹から痩せていくというのですから、これは摂りいれないわけにはいきませんね。
えのき氷でなくても、細かく粉砕して良く噛んで食べられる!という方はそのままエノキタケをお料理に使えばより簡単に実践できますね。
実際私の場合はお通じが良くなったことと、体重が維持できています。脂肪分の多いチーズやマヨネーズを気にせず食べられているのはもしかしたらエノキタケのおかげかな?と思っています。
身近な食材で取り入れやすく、糖質制限するついでのように余分な脂肪もカットできればラッキー、くらいの気軽な気持ちでとりいれてみてはいかがでしょうか。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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