
脳のエネルギーはブドウ糖だけではありませんので、糖質制限ダイエットをしても「頭がぼーっとする」とか脳が栄養不足になるような危険はありません。
その仕組みをご説明します。
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脳には、有害な物質が入らないように「
血液脳関門」というバリアがあります。
脳の代謝に必要な水や気体、脂溶性物質などが通過できます。必要なものだけを振るい分けるような機能があるんですね。
この血液脳関門を通過できるのはブドウ糖と、脂肪の分解物のひとつである
ケトン体です。
ケトン体とは、「アセトン・アセト酢酸・βヒドロキシン酪酸」総称です。
血液中のケトン体は、日常的に心筋、骨格筋、腎臓、脳などさまざまな臓器でエネルギー源として使われます。
農耕を始める以前の人間は、毎日食べ物があるわけではありませんでした。
当然、穀類などを作っていない時代ですから、糖質は季節の果実や木の実などから少量を得ていたにすぎないでしょう。
糖質は、次にいつ食べられるかわからない時代には、少量でもエネルギーを蓄積するための食べ物でした。
そのような糖質の少ない食生活では、ケトン体が脳の重要なエネルギー源になっていたと考えられています。
野性動物なども毎日食糧にありつけるわけではないので、ケトン体が脳のエネルギーになっています。
ケトン体は大気や尿としての排出されるのでダイエット効果もあるといわれています。
糖質制限食を続けているとケトン体が脳のエネルギー源になりますので、ブドウ糖が無くても大丈夫。
また、食事から糖質を摂らなくても、肝臓では乳酸やグリセロール、たんぱく質の分解物であるアミノ酸などからブドウ糖を作ることができます。
これを「
糖新生」といいます。
血糖値が低くなってもこの仕組みによって血糖を補給することができます。
「脳のエネルギー源はブドウ糖だけ」と、甘いものや白いご飯をたくさんたべてしまう言い訳にしないようにしましょう。かえって
糖質依存症になり、繰り返し甘いものや精製された穀物を食べたくなりますので気をつけてくださいね。
糖質依存症とは?
⇒「糖質依存症チェック」その不調・イライラは糖質のせい?今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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